先日の練習での3対3にて。家庭崩壊の危機を乗り越えた男の提案で「スクリーンによってズレを作る」ということを意識して3対3をしました。一回のスクリーンでダメでも、連続でスクリーンをかけにいく。これができると全員がからむプレーで点が取れる。

組み合わせによっては機能していた

私とチノ氏が出ていたときは、非常によくスクリーンがかかってノーマークが作れた。ディフェンスは遅れてくるから1対1も簡単に決まる。しかし、私とタケハラとヤマザキというメンバーになったとたんにスクリーンがかからなくなってしまった。これはなぜか。

私とチノ氏の場合、スクリーンをかける場合もかけられる場合も「待つ」ことができていた。スクリーンをかけた状態で、味方が動き出すまで待つ。スクリーンをかけられた状態で、ディフェンスがひっかかるタイミングまで「待って」から動き出す。

「間(ま)」をうまく作れていた。だからディフェンスがスクリーンがひっかかった。

タケハラとヤマザキは待てていなかったね。味方がスクリーンに行ってもスクリーンがセットされる前に動き出してしまう。だからなんとなくスクリーンが流れてしまう。ディフェンスの状態をよく観察して、ひっかかるタイミングで動き出さなきゃいけないよね。

動き出すのが早すぎたことで、「ダメだったら連続してスクリーン」もできなくなった。動くタイミングが早すぎて次の動きが追いつかなくなる。そしてどんどんリズムは悪くなって結局1対1をする羽目に。

スクリーンをかけられる方の動き

スクリーンはかける人のタイミングの取り方も重要だけど、かけられる人の動き方もすごく重要なんだ。まず、完全にセットされるまで動き出してはいけない。そして、スクリナーの方向を見てはいけない(ディフェンスに悟られないように)。

動き出すときは「引っ掛けるように」動かなきゃいけない。肩と肩がぶつかるように動くというのは基本として、フェイクを使ったり、わざと動き出しのタイミングを遅らせたりして、スクリーンがかかる状況を作り出してから動き出さなきゃいけない。

急いで動く必要はない。むしろ、急ぐとかからない。一つ一つ順番にきちんとやればいい。連続でやっていれば、必ずひっかかるタイミングができるから。一回ズレができれば、そのあとは簡単。スクリーンでディフェンスが遅れた状態(オフェンスがノーマークの状態)になると、スクリーンに関係ない他のディフェンスがヘルプのためにそっちに注目する。するとパスが出たところ(スクリーンでディフェンスが遅れているところ)とは逆のところで簡単にバックスクリーンがかかる。ズレがズレを生むというわけ。

これはたくさん練習しないと身につかないだろうと思うので、次回の練習からも意識的にやっていきたいです。