今回はいよいよひげ監督が練習日誌を書いてくれることになっていますが、今日は飲み会らしいので原稿が上がってくるのは数日後です。きっといろいろな事に気づかせてくれる記事を書いてくれるはずです。だって監督なんだから。ということで楽しみに待ちましょう。今回はつなぎとして、こーびーと対決していて気づいたことについて書いてみます。

重心の低さ

今日の練習で気づいたこと。それは、こーびーのドリブルがかなり低いということ。やつは重心がかなり低く、非常に安定した動きをします。あの動きを見ていれば、「ミスの無い安定したプレーをするためには重心を低くすればいいんだ」ということが誰にでもわかると思います。実際こーびーはミスもかなり少ないよね。それは練習中だけじゃなくて、試合でも。

姿勢が低いので、ついているドリブルもかなり低いです。私はよくディフェンスをさぼってしまい、抜かれて際にバックファイヤーを狙うっていうことをやってしまいますが、こーびーを相手にやると腕にあたっていつもファウルになってしまいます。でも、他の人だとスポンッと抜けるんですよね。

これもドリブルの低さというか重心の低さが関係していますよね。他の人はドリブルのボールが高い位置にまで上がってきてるんですよ。だからバックファイヤーを狙いやすい。でもこーびーはドリブルが上にまであがってこない。だから腕にあたってしまう。私の重心が高いっていうのが一番問題なんだと思いますけど。あと手が長いってのも影響してるかもね。

00

バックファイヤーを回避するには低いドリブルをつけばいい

バックファイヤーをやられる側のことを考えると、バックファイヤー対策には低いドリブルをつけばいいってことになりそうです。バックファイヤーだけじゃなくて、ディフェンスの手が伸びてくるときは特に、低いドリブルが必要。でも低いドリブルをつこうと思っても、重心が高いとドリブルが高くなっちゃうので、やっぱり低い重心が必要です。

重心の低さもスキルの一つ

うまい人たちのプレーを見ていると、やっぱり重心が低いです。意識的に重心を低くしているというよりは、いつも重心が低くて「浮かない」という感じがします。一方私たちのようなイマイチ選手たちは、重心が「浮いてしまう」瞬間が多いように思います。

重心が浮いてしまうと単純に床を押す力が弱くなってしまうので、それだけでバランスを崩しやすくなる。バランスを崩した状態でプレーするとミスが引き起こされるわけです。体勢が崩れると視野が狭くなってまともな判断もできなくなるからね。

床からの反動も使えなくなるので、パスやドリブル、シュートを「筋力」にものをいわせて行わなければいけなくなります。そうなるとパスが届かなくなったりドリブルが遅くなったり、シュートも入らなくなったりするし、全体的に動きのキレが悪くなるのでディフェンスに反応されるようにもなってしまいます。

重心が高くなってしまうといろいろとダメなところが出てきてしまうんだよね。

あと、重心の高さっていうのは「絶対的な高さ」が低いほうが圧倒的に有利になるけど、「相対的な高さ」も相手との駆け引きでは大きな影響があって、相手よりも重心が低ければそれだけで有利に駆け引きをすすめることができる感覚があります。逆に相手よりも重心が高いと、相手の動きを追いかけるような感じになってしまう。

例えばディフェンスするときなんかは、相手の重心の低さよりも自分の重心のほうが低ければ、相手の動きに先回りすることができるんだよね。自分よりも体格の小さい選手は重心がかなり低くて、自分がその選手よりも重心を低くすることは難しいので限界はあるんだけど、同じくらいの体格の人相手だとこれを意識するだけで一気に反応できるようにもなったりします。是非試してみてください。