どうも、リーダーです。「視野せますぎ」とか「全然見えていない」とか言われたことありますか?私は何度もあります。今回はパサーが視野を広くするために意識したいことと、必要な練習について紹介したいと思います。

なぜ周りを見るのか

バスケで「視野を広げる」というのは「いろいろなところを見ておく」ということだと思います。だから「視野を広くするにはどうしたらいいですか」という問の答えは、「いろいろなところを見るようにすればいい」ということになります。でもそう伝えたところで見えるようになるのか・・ならないです。なんの目的もなく「いろいろなところを見よう」と漠然と思っていても、すぐに忘れてしまうから。

偽村川ヤクルトジャンプ

パサーはなんのために周りを見ておくのか。それは「チャンスを逃さずパスするため」です。周りをよく見ておくこと自体が目的なんじゃなくて、いいパスを出すこと(いいシュートをうたせること)が目的。これが重要なポイントです。

視野が狭い原因

では、いろいろなところが見れていない原因はなんでしょうか。目の能力?違います。ドリブルの能力?それもあるけどドリブルがうまいからといって視野が広いとは限らないです。バスケIQ?確かにそれもある。でももっと大きな影響を与えるものがあります。それは「パスの技術(ボールハンドリング技術)」です。

プレイヤーは、自分がパスを出せるところしか見ません。また、自分がパスを出せるタイミングじゃないと見ません。誰でもパサーの見るタイミングが遅かったり、パサーが動きを見ていなかったりでイラッとした経験があると思いますが、そんなときに「ちゃんと見とけよ」と言っても改善されることはあまりありません。その人には、そのタイミングでパスを出す技術がないからです。次同じような場面になったとしても、きっと見えていないままでしょう。

逆に考えると、そのタイミングでそこにパスを出す技術を持っているのなら、パサーは見ようするはずです。なぜなら、いいパスが決まれば気持ちいいから。レベルの高いパススキルを持っている人は、いいパスを出すために常にあちこち見ていますよね。どこにでも、どのタイミングでもパスを出せる技術があるから、常に人の動きを見続けるわけです。

いろいろなパスを練習する

ということで、視野を広げたいと思ったらいろいろなパスを練習するのがオススメです。普通のチェストパス、バウンズパスだけではなく、動作を極限まで小さくしたパスやワンハンドでのバウンズパス、オーバーヘッド、ビハインド、股抜きパスなど。使えるパスのバリエーションが増えればパスを出す機会が増え、自然といろんな場所を見るようになります。

また、パスの飛距離を伸ばすことも非常に重要です。自分の近くにしかパスが出せないと、遠い位置の味方が目に入りません。毎日腕立てするとかでも効果あると思うので、やってみるといいです。

あとは色々なタイミングでパスが出せること。止まっているときだけでなく、ドリブルの途中やキャッチした直後、空中でボールに触れたときなど、パスを出すタイミングっていろいろあります。ドリブルからのパスだって、2歩ステップを踏んでパスを出すのか、1歩で出すのか、0歩で出すのかで違ったパスになってきます。そういうのを一つずつ取り出して練習するといいです。

私もいろんなボールの扱い方ができるようになるにつれて視野が広くなっていきました。「ハンドリング向上→視野が広くなる」は間違いないです。練習では「見えていないな」と思うことも多いので、みんなでボールハンドリングの練習をしていきましょう!

最後に空中を走るやっさんの画像でお別れです。

空中を走るやっさん1

空中を走るやっさん2

空中を走るやっさん3

空中を走るやっさん4

空中を走るやっさん5