同じような動きをしていても、一方からはセンスを感じ、もう一方からは荒々しさを感じる。この違いは何か、というお話。

センスのある動き

センスを感じる動きってありますよね。身近な人を例にあげるなら、私はニセムラカワの動きにセンスを感じます。ニセムラカワの動きって、あまり力みが感じられません。動きを見ていると「ヒョイッ」という効果音が聞こえてきそうなくらい、軽い動きをしています。ムダに大きな動きをしない。ムダに力んだ動きをしない。洗練された感じの動きです。一方イセの動きは、見るからに動きは速いけどバタバタしている感じがあるというか。荒削りというか。洗練されているとは言いがたい感じの動きです。

単独速攻の結末

ニセムラカワの動きは「必要な分だけ力を発揮しながら動いている」感じ。イセの動きは「必要以上に力を発揮して動いている」感じ。今書いていて気が付きましたが、ニセムラカワの動きはゆっくりのように見えて速い。イセの動きは見るからに速い。このあたりも関係してきそうです。

つまりイセの動きにはムダが多く、そのせいで動きからはセンスを感じられないということです。

美しさを感じる

センスのある動きを見ると「美しい」と感じます。例えばじょーの動きにはシュート動作、ドリブル動作、走る動作一つ一つに美しさを感じます。たぶんそれはムダに力が入っていない洗練された動きになっているからです。他には、べんぞうさんのミドルレンジでのジャンプシュートの動き。キャッチ→ドリブル→ジャンプシュートの一連の動きには美しさを感じます。ムダがない洗練された動きです。イセが同じことをやったらバタバタして変な動きになるのは簡単に想像できます。

ではイセのプレーで洗練された動きは全くないのかといったらそんなことはなく、スリーポイントをうつときのシュート動作なんかはやや洗練された感が出ていますよね。たぶん繰り返し練習してきたんでしょう。

その動作に飽きるほど繰り返し練習する→ムダな動きが少なくなって必要最小限の力・動きで動けるようになる→洗練された感

ということで、ニセムラカワのようなセンスある動きをするためには、その動きを繰り返し練習してムダな動作や力みを取り除いていく必要がありそうだということです。ガチガチに力を入れた動きだと繰り返し練習することは困難なので(すぐ疲れるから)、たくさん練習ができるような動作で試行錯誤してみましょう。そうすればイセでも美しい動きが手に入れられるかもしれません。