どうも、リーダーです。山形に行ったはずのタガが練習に来ました。もう新潟にいるのとなんらかわりありません。毎週土産を買ってきてくれるそうです。しかも「前回の自分を超える」ということで、毎回よりよいおみやげを買ってくるとか。楽しみです。

周りを無視した自分勝手なプレイ

近頃「コミュニケーションが取れていないプレイ」が多いような気がしています。そういうのは昔からあったのですが、最近は特に・・。私は速く強い1対1をするよりも、周りときちんとコミュニケーションを取りながら協力してプレイすることを意識したほうがバスケが上達するんじゃないかと思います。みんなの場合は特に。

もちろん速く強い1対1ができることは非常に重要なことなので、練習でそういったプレイに挑戦する必要もあるでしょう。ときには周りを無視した自分勝手なプレイになってしまうこともあるかもしれませんが、「挑戦」的な意味合いが強く感じられるプレイならそれは問題はないと思うし、他のみんなも納得してくれるでしょう。

でも「何も考えずにそればっかりやっている」のは問題なわけです。

周りと通じ合うプレイを

ただ何気なく回しているパスでも、意思疎通がはかれているものとはかれていないものがあります。それはゲーム中のパスだけでなく、ランニングシュートの時のパス、対面シュートの時のパスを見てもはっきりとわかります。「愛のあるパス」を投げられる人はそう多くありません。コート上での何気ない動きを見ても、周りへの気遣いがある動きとそうでない動きははっきりとわかります。自分がボールをもらうために動く人ばかりで、誰かのために動ける人、自分のために動いてくれた人に報いる動きができる人はそう多くはありません。

イセのリバウンド

「周りの人と通じ合う」ことをもっと意識するといいと思います。他の味方と通じ合うプレイができた時は、それがどんなに単純なプレイでも、どんなにレベルの低いプレイでも楽しい気持ちが芽生えます。たった一本のパスでも、レシーバーと通じ合えていると気持ちがいいものですよ。バスケットボールの楽しさってのはそこにあると思います。そういうプレイが増えてくると、普段の練習も試合ももっと楽しくなるはずです。

サービス精神

例えばイセなんかは、周りの選手と絡もうとしているのはうかがえますが、現状ではあまり良いプレイの選択ができていません。良い選択ができていないのは「周りの選手が求めているものがよくわかっていない」とか「状況判断がうまくできていない」とか、そういうことが原因だと思います。例えば周りを活かす動きをしようとしていてもその状況にそぐわない動きをしているなど、自分の働きかけが独りよがりであることが多いのです。

スクリーンをかけるなら、相手がほしがっているタイミングでかけてやる。パスを出すなら相手がほしがっているタイミングで出してやる。ボールを貰う動きをするなら、相手が動いてほしいタイミングで動く。そうでなければいけません。

私は気持ちのよいチームプレイを作るにはサービス精神(思いやり)のようなものが必要だと思っています。どうやったら相手が気持ちよく動けるのか、どうやったら相手が気持ちよくシュートがうてるのか、どうやったら相手の力が十分に発揮されるのか。そういうことを考えて、相手が気持よくプレイできるように自分ができることをする。相手に尽くす。そういう能力というか、考え方を持っていると、自分が相手にしてあげられることの質が高まります。

モップがけをするタイガ

もちろん自分一人の力でディフェンスを出しぬいてシュートを決めることも楽しいし、それはコートに立つ人一人ひとりができなければいけないと思います。でも、自分がディフェンスを引き付けてパスを出すことで他の味方がシュートをうつことができる、自分がスクリーンをかけることで他の味方をフリーにすることができる、という「他人のためのプレイ」は決めた時の楽しさを味方と分かち合える分、楽しさが2倍3倍と膨れ上がっていくんです。それがチームプレイの醍醐味です。

そういうプレイをするために、相手が求めているものをよく考えて、相手が気持ちよく動けるように、そのために自分が動く。そういう方向に考え方を持っていけると、一つレベルアップしたバスケができるように思います。