オフェンスはシュートで終わるのが大事だと、これまで幾度となく言われてきただろう。しかし、我々はオフェンスをシュートで終われない。ターンオーバーが非常に多いのだ。体感的にはオフェンスの半分くらいがミスによるターンオーバーになってしまっている。半分もターンオーバーしていれば勝てるわけがない。

ある練習でのターンオーバーの数

実際にどれくらいターンオーバーが起こっていたのか、撮影した5つの練習動画を見て数えてみました。6分流しのゲームです。

リーダー 1 0 0 0 0
べんぞう 1 2 4   1
ビンスF 1 0 0 0 0
まもさん 2 2   1 0
ガルシア 0   2 0 
タケハラ   1 1 1 0

ビンスF沢さんがキャッチできなかったパスは、パスした人のターンオーバーとして数えています。6分流しのゲームでこれなので、10分流しだったらこの1.7倍に、10分止めのゲームなら2倍くらいになるでしょう。

べんぞうさんが多いのはたまたまな感じがあるけど、1回のゲームで2回ターンオーバーがあると「ミスが多い」と感じるので2という数字はキツイ。また、1回しかしていなくても、それが毎回1回となるとそれもキツイ。ターンオーバーが多いということはそれだけボールに触れる回数が多いということだけど、ボールに触れる回数が多いのであればなおのことミスしないプレーが要求される。きついディフェンスをされている状況でもないので、0が当たり前でなければいけないでしょう。

ちなみにタケハラとガルシアは数字にはあまり出ていないけど、実際はミスパスだけど通ったりしてるものが多かった。相手が違っていたらターンオーバーはもっと増えていたはず。

ミスのない堅実なプレーを意識する

相手はこちらにミスをさせようと邪魔(ディフェンス)してくるわけなので、ミスを完全に無くすことは難しいかもしれない。でも、6分流しの練習ゲームをミス無く終えるという意識を持つことはとても大事。たった1回のミスが流れを左右することもあるので、ミスになりそうな無謀なプレーよりも、ミスになる可能性が低い堅実なプレーを常に心がけたい。積極的に攻めて点を決めるということも大事だけど、そのプレーがミスにつながる可能性が高いのであれば、やるべきではない。状況によってはトライしていいこともあるけど、やらないほうがいい場合のほうが多いでしょう。

このときの練習で特別ターンオーバーが多かったんじゃなくて、いつの練習でも、試合でもターンオーバーは多い。負けている試合も「自滅した」と感じることが多く、きちんとしたシュートを打っている本数は相手チームより少ないことがほとんど。確実なプレー、成功率の高いプレーというのを、もっと意識していきましょう。