今日は日誌を頼むのを忘れたので、私が書くことにします。今日の練習では、ミスでオフェンスが終わってしまうことが多かったです。シュートまで行けずに相手に攻撃権が移ってしまう。「ターンオーバー」というやつです。私たちはこれがとても多いです。

どんなターンオーバーが多いのか

例えば、ディフェンスにめちゃくちゃプレッシャーをかけられた結果、判断をミスってターンオーバーしてしまう。それならまだ納得がいきます。ターンオーバーをしてしまう「原因」があるからです。

でも、私たちのターンオーバーはそういう性質のものではありません。特にプレッシャーをかけられているわけでもないのに、ディフェンスがいるところにパスを出してしまったり、ディフェンスがいるところにドライブしてしまったりしてのターンオーバー。相手からの影響を受けた結果ターンオーバーしているというよりは、ただ自分でミスってターンオーバーになっているという形が圧倒的に多いです。

改善するために気をつけなきゃいけないこと

言ってみれば「自滅」しているだけです。何もしなくても勝手に自滅してくれる。ディフェンスにとってこれほど楽に守れる相手はいません(というか守ってすらいないわけですが)。

自滅が多い原因は、周りの状況を把握しきれていないことにあります。そして周りの状況を把握しきれていないのは、周りをよく見ていないからです。見ていても正しく判断できない、というパターンもありますが、そもそも見ようとしていないことのほうが多いような気がします。

自分の目の前のディフェンスまでは見えています。あとはリングも見えているようです。でも、自分の目の前のディフェンスと、リングとの間が見えていないです。だからヘルプディフェンスがそこにいるのに、ドライブしてしまったりします。

あまり周りの人の動きもよく見えていないですが、パスをしようと思った時だけは、パスする相手を見ることができています。でも、その相手と自分との間にいるディフェンスのことは見えていません。

まず何よりも、「見る」ということが全ての始まりになると思います。自分を守っているディフェンスのさらに奥を見る。他の味方の動きだけではなくて、他の味方を守っているディフェンスの状態もよく見る。本当は何も意識しなくても「見えて」いなければいけないことですが、できない状態からできる状態にするためには、初めに意識的に「見る」ということが必要です。少しくらいプレーが遅れてもいいので、ぜひ意識して見てほしいと思います。

1対1が多いのもこれが原因の一つ

1対1が多いのも、「見る技術」の低さが一つの原因になっていると思います。周りのオフェンスの動きやディフェンスの動きが見えていないから、スクリーンがうまく使えない。だから「スクリーンをかけて他の味方にボールをもらわせる」というプレーができない。これができないのはもったいないですね。

今日の練習でも、私がスクリーンをかけたときは簡単にボールが入ってシュートがうてていました。1度や2度じゃなくて、スクリーンをかけるたびに大きくディフェンスは崩れていましたよね。スクリーンがかかれば、1対1のようなエネルギーを大量に消費するプレーをしなくても、簡単にシュートってうてるんです。

でもやっぱり自分がボールをもらうという意識が強くて、人にボールをもらわせるという意識は低いです。手をたたいてパスを要求するとか、ヘイヘイって声を出してパスを要求するとか、そういうところにも現れてますよね。

ボールを持っている人が見えていない状態で、それを手を叩いたり声で呼んだりしてパスを出させるというのは、パスが遅れてミスになってしまう確率も高いです。(気がついて遅れてパスを出した時には、フロアの状況が変わってパスが出せない状態になっている)

だったらそんなときは、自分はスクリーンをかけにいくとかしたほうが、いいタイミングで味方がパスを受けることができるかもしれません。

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スクリーンがあまりこないときは・・

私はかなりスクリーンをかけにいっていると思うんだけど、私のところにはなかなかスクリーンがこないので、天然スクリーンというのを最近は試しています。この天然スクリーンっていうのは自分の動きでディフェンスを誘導していって、他のディフェンスとひっかけてボールをもらうっていうスクリーンです。もちろんディフェンスも引っかからないように動くのでなかなかうまくはいかないですが、スクリーンがこない場合はやってみるといいかもしれません。

大会が近づいてきましたが、今回の試合では、ベンチ入りメンバーを全員出場させたいと思っています。プレイタイムは状況に応じてということになりますが、とにかく全員出場させたい。それで勝っても負けても文句なしです。みんなで頑張りましょう!