先日の練習でおこなったメニューの解説。もちろん、全て目的があってやっていました。目的を理解することで、より練習の効果が高まるはず。次からはぜひこれらのポイントを意識してほしい。

ドリブル練習のポイント

いくつかのドリブルをやったけど、テクニック自体はできて当たり前のものばかりだったはず。徹底的にやり込んでしっかりできるようになっておきたい。

バックチェンジやレッグスルーなどの技術を身につけるという目的もあるが、「いつもとは違った足と手のリズムを習得する」という目的もある。様々なリズムでドリブルをついたり足を動かしたりできるようになれば、プレーの幅を広げることができるはずだ。

鬼ごっこのポイント

鬼ごっこは、周りの様子(自分の立っている位置とラインとの関係・鬼の位置、他のオフェンスの選手など)を確認し、現在の状況を判断しながらドリブルをつく技術を身につけることが目的の練習。人が多いということもあり、ただ「見る」だけではうまくいかないことが多い。その瞬間を「見る」ことに加えて、その前後の動きまで把握・予想できるように「観る」ようにしなければいけない。

5対5でのパス回しのポイント

前回の練習で「全員がボールに触ってからシュートをうつ」という縛りを設けた理由は、誰がボールに触っていないかということを把握しながらプレーするため。「ボールがもらえない」というストレスは思いのほか大きい。自分がボールに少しも絡まずに他の選手がシュートをうってしまうとガッカリする。それが何回も続くと、自分がボールをもらうために周りを無視した無理な動きをするようになり、ボールの回りがさらに悪くなる。シュートをうつことが一番だが、「ボールに触る」だけでもそのストレスが軽減される。そういった部分も意識したい。

あとは、ボールをもらっていない人に強制的に「ボールをもらう動き」をさせる、または周りの選手がボールをもらわせる動きをするというのも目的の一つ。ボールを持っている選手はその他の周りの選手が、まだボールをもらっていない選手にボールを持たせるような動きをするなかで、「他の選手を使う」感覚を少しでも感じてもらいたい。

最後に、一番の目的は「1対1で責めないようにする」ため。1対1が通用するのは練習の中だけで、試合では通用しなくなるというのは過去の経験から明らか。それなのに練習では1対1ばかりしてしまっている。試合になって急に「1対1じゃない方法で攻めろ」と言われてもできるはずもない。自分勝手にプレーしてしまうことが多く、今のままでは頭悪い感じなので、改善していきたい。

副産物として、頭を使ってプレーできているか、それとも何も考えずにプレーしているか。それがよくわかったと思う。上のレベルに挑戦するためには、頭を使ってプレーするのが最低条件。まだまだレベルの低いことをやっている感じがするけど、一歩ずつのぼっていかないといけない。頑張って練習していきましょう。