昨日の練習は9人しか来なかったので、ハーフコートの4対4をみっちりやりましたよ。今回のテーマはパス。途中、ドリブル無しでやっていたところが結構いい感じでした。
いかにムダなドリブルが多かったか
ボールがよく動くから、ディフェンスが崩れる。その結果、ビンスのところにボールが簡単に入る。ゴール下のシュート。パスでボールを動かすほうが周りも合わせやすいから、人の動きに流れもできる。しかもパスが回って全員ボールに触れるから、たとえ自分がシュートをうてなくてもフラストレーションがたまりにくい。おまけにパスの意識が強いから、みんな自然とまわりを見るようになっていた。
いつもより全然よかったと思う。無駄なドリブルがいかに多かったかってことだよね。
でもね、最後にドリブルを解禁したら、また前みたいにぐちゃぐちゃになった。ボールが回らなくなる。もう「絶対にドリブルはつかない」くらいに思ってたほうがいいのかもしれない。そのほうがいいプレーができると思う。
あえてうたないという選択
今日改めて思ったのは、練習ではシュートがうてるからといって簡単にうってはいけない、1対1でいけるからといって簡単にいってはいけないということ。うちのチームのディフェンスはお世辞にも強いとは言えない。そんなディフェンスが相手なんだから、シュートをうとうと思えば簡単にうてるし、1対1で決めようと思えば簡単に決めることができてしまう。でも、それやっちゃったら練習にならないんだよね。オフェンスの練習にならないし、ディフェンスの練習にもならないよ。
うてるときでもうたずに、いけるときでもいかずに、もっと別のプレーを模索する。打とうと思ったらいつでも打てるけど、自分がシュートを打つよりももっといいプレーがあるかもしれない。自分が何かアクションを起こすことで、他の選手がプレーしやすい状況が作れるかもしれない。そういうプレーを探してみる。こうやって練習できると、自分のプレーの引き出しをどんどん増やしていくことができると思うんです。特にチーム内で実力が上の人たちは、こういうことをやっていかないと強いチームと戦えるようにはなれない。チームの中で勝つことが目的なのではなくて強いチームに勝つことが目的なんだから、そのために必要な練習をしていかないとね。