どうも。今回は陸さんのブログからネタをいただいて、「パスができる人が3人はほしい」という話をしたいと思います。二人だけだと足りないんだよね、やっぱり。

2人ではなく3人ほしい理由

最近思うのですが、コート上にいる5人のうち(最低でも)3人が、自分1人でチャンスメイクできるようなバランスじゃないと、オフェンスの展開が悪いように思います。・・中略・・。2人じゃ足りないんですよね。

陸さんのブログより。

私も「パスできる人が3人いないと駄目だよね」って話をよくします。なんで2人だとダメか。それは2人だと角度が作れないからです。他にも味方はいるけれど、良いタイミングで動き出したり良いタイミングでパスを出せる人が2人しかいない場合、パスがうまく回るのはその2人の間だけです(他の選手にボールが出ても球離れが悪かったりパスのタイミングが悪かったりしてつながらない)。しかし、その二人の間をボールが行き来しているだけではディフェンスはなかなか崩れません。極端に言うと、左右に動いているだけで対応できるからです。

それが、3人になると一気に世界が広がります。3人が三角形のような配置でパスを回されると(角度をつけてパス回しをされると)、ディフェンスは左右の動きだけでなく前後の動きも組み合わせてポジショニングしなければいけなくなり、一気に守りづらくなります。気を抜くとオフェンスが死角にはいってしまうので、常に視線を動かして置かなければいけません。ディフェンスの負担はかなり増えます。こういう状態を作ってオフェンスできれば、ディフェンスを崩しやすくなります。

3人の配置を考える

3人を一直線上に置いてしまうと3人のメリットが消えてしまうので、できるだけ三角形の形を崩さないように配置するといいかもしれません。三角形の配置ならパサーが2方向の選択肢を持つことができるのでディフェンスを惑わせることができます。さらに2人がパス交換をしているあいだに、もう1人が合わせて動くことができます。2人でパス交換しているよりも格段にシュートまで行きやすくなるはずです。もちろん、5人全員を使って攻めたほうが選択肢は多くなりますけどね。

このエーハラの姿勢面白いね↓
えーはらの姿勢

ということで、コートの上に少なくとも3人は「間(ま)」や「空間(スペース)」、「ディフェンスとの駆け引き(目の前のディフェンスだけではなく、他のディフェンスとの駆け引きも含む)」のできる人がいないと、うまいこと攻められないという話でした。

ただ、「動き方をあまり理解できていない選手」が邪魔をしてしまうと、そういう人が3人いてもうまく攻められないことがあります。動き方を理解できていない選手の運動量が少なければそれほど問題にはなりませんが、下手に運動量があったりすると、もうちょっと待てばせっかくスペースがあきそうなのに、動いてしまってそのスペースをうめるとか、そういうことが起こってしまいます。そこは注意しておきたいです。