日曜の練習では、コメントしてくれたとおりKenTがスクリーンを意識したプレイをしようとしていた。しかし残念ながらうまくいかず。なぜなら、スクリーンをかけるKenTとスクリーンをかけられる選手の動きが全くかみあっていなかったからだ。きっと彼ははがゆい想いをしていただろう。
スクリーンをかける相手がいなくなる
日曜の練習でもそうだったけど、「スクリーンをかけようとして動いたけど、かける前に相手がいなくなる」とか「スクリーンがセットされるまえに動き出してしまう」というのが多い。もう少し待っていればかかるのに、動くのが早すぎてスクリーンの脇をすり抜けられてしまう。
これは、場所を交換するときなんかに特に感じる。例えば私がトップから右45度の位置にパスを出し、逆サイドの45度(左45度)に移動する。左45度の位置にいたトマはトップに移動する。この場所の交換のとき、私が左45度に行ってそこでスクリーンをかけ、それからトマはトップに行くようにすればいい。そうすれば、私が左45度の位置に行った瞬間に逆サイドから見たらスペースが最も大きくなる瞬間ができる。一瞬でもこういう大きなスペースをあけられるというのはオフェンスにとって大きなチャンスだし、かりに私がトマにかけたスクリーンが引っかからなくても、スペースが広いからボールを貰うための動きがしやすくなる(スペースで加速できる)。
でも、たいていはトマは私が左45度に行き切る前に、トップの方向に動き出してしまう。まだ中途半端な位置にいるのに動き出してしまうから、スペースはずっと埋まったままだ。当然スクリーンもひっかからない。
スクリーンが来るまでその場から動かない
極端なことを言うと、スクリーンが来るまでその場から動かなくてもいいと思うんだよね。他の人が完全に自分のところに来てから動き出すようにすれば、スペースを最大化させることができる。スクリーンにも引っかかりやすくなるだろうし。
前にも書いたような気がするけど、スクリーンをかけられる人のほうに「ステイ」の意識がないのが問題だよね。みんなボールをもらうことに必死になりすぎて、すぐにボールの方向に移動しようとする。スクリーンをかけに来てくれている味方がいたら、そのスクリーンを使って動いたほうが楽なのに、それが見えていないんだね。
次の練習ではこういうことを気をつけながら練習したい。私も気づいたら声をかけるようにするので、みんなも意識してみてください。