どうも、リーダーです。今回は、ボールハンドリングについて思うことを少し。少し抽象的というか、ボールを擬人化したのであやしい感じの内容になってしまいましたが、こんな考え方もあるよということで。

無理やりコントロールしない

ボールを無理やりコントロールしようとするとうまくいかないことが多い。無理やり強くつく。無理やりチェンジする。そうするとだいたい手からボールがこぼれていってしまう。

みっちのドリブル

ボールが弾みたいと思っているのに、無理やりおさえこむからうまくいかない。ボールが回転したいと言っているのに、無理やり止めようとするからうまくいかない。ボールはその場にとどまりたいと言っているのに、無理やり押し出すからうまくいかない。

ボールが動きたい方向に、動きたいように動かしてあげることが大事。その上で、自分の言い分を聞いてもらう。

ボールの言い分も聞いてあげる

先にボールの要求を受けとめ、それから自分がやりたいことを要求する。ボールはそうやってコントロールするとうまくいく。ボールが上に弾もうとしているならそれを優しく受け止め、ボールの要求が満たされたとき(それ以上弾まなくなったとき)に自分がつきたい方向につく。そうすると驚くほど少ない力で鋭いドリブルをつくことができる。ボールを重心移動によってそっと動かし、前に進みたくなったかなというタイミングで背中を押すようにボールを押し出す。すると少ない力でパスを出したりシュートをうったりすることができる。指も手のひらも使いながらボールを包み込み、ボールの動きを全て受け止めると手のひらに吸い付くようなドリブルになる。

非力な人は特に、ボールを丁寧に扱う必要がある。ボールと深くコミュニケーションを取り、ボールに無理な動きをさせないように考える必要がある。その意識が、ボールを扱う技術を高めてくれる。

ボールと対話できているだろうか

ボールの扱い方を見ていると、その人がボールと対話できているかどうかがなんとなくわかる。ボールハンドリング技術が高い人はボールとしっかり対話できていて、ボールも言うことを聞いてくれている。我々はどうだろうか。ボールの声に耳を傾けることができているだろうか。

相手の気持ちを考える。相手の言い分も聞く。優しく。丁寧に。人と接するときと同じだ。こちらがそういう態度で接していれば、きっとボールも心を開いてくれるだろう。こちらの言い分も聞いてくれるようになるだろう。

ボールとのコミュニケーション。今一度見直していこう。