日曜の夜は練習後に3人でガストに行っていろいろと話をしました。イセにとってはかなり濃い話になったと思います。こういうのが成長するチャンスなのではないか。私は「人間的に成長すればバスケが上達する」と言い続けています。日々の生活の中で人間的に成長する人はバスケも上達しますが、人間的に成長しない人はいつまでたってもバスケが上達しないような気がします。

上達の報告

私が管理する別サイトでの相談メールでは「人間的に成長したらバスケが上達した」という報告がたくさんきています。そのうちの一通を紹介します。いただいたメールを全文のせることはできないですが、要約すると以下のような感じです。

  • 「この瞬間にうまくなった!」とハッキリ認識できる瞬間が2回ある
  • 一回目は膝の手術をしてその後復帰したとき
  • かなり落ち込んだがバスケ以外の部分で「学ぶ」ことに集中した
  • 復帰後、目の前の出来事に落ち着いて対応できるようになっていた
  • 二回目は自分の夢を見つけたとき
  • バスケットボールに対する見方もガラリと変わった
  • 練習時間はかなり減ったが、バスケの「うまさ」は格段に向上した
  • コート上の恐怖と向き合えるようになった
  • どちらのケースも、「人として成長したい」と願ったそのときに上達した

私自身も同じような経験があり、非常に共感できる内容です。うまくなったことは自分でもハッキリと認識できるものです。仮に自分でうまくなったかどうかわからないというのであれば、たぶんうまくなってはいないということです。その場合は、練習のやり方や環境などを変えなければいけないでしょう。

心の余裕

バスケから離れたその後にうまくなる。これも同じ経験があります。「心の余裕」が関係しているのではないかと思います。

試行錯誤することや新しいことへの挑戦には、心の余裕が必要です。切羽詰まった状況の人が「何か新しいことに挑戦してみよう」とはならないですよね。たぶんそういう人は目の前の問題を処理することで頭がいっぱいで、それ以外のことは考えられなくなっていると思います。そんな状態では、試行錯誤に必要な「ひらめき」や「気付き」が生まれてきません。

一球入魂

一旦バスケから離れると、心の余裕が取り戻せる場合があります。すると今まで考えることができなかったことを考えられるようになり、今まで気づかなかったことにも気づくようになります。それがバスケの上達に繋がります。

学べば上達する

バスケ以外のところでの学びがバスケを上達させる。これも完全に同意できます。私も大きく上達し始めたのは、バスケ以外の部分で新しく「学ぶこと」を始めた時期と重なります。また、ここに書いていることのほとんどは、バスケとは関係ないところから学んだことが元になっています。学んだことは、私のバスケライフにも大いに役立っています。

ということで、人として成長することが大切なのだというお話でした。抽象的な話が苦手なイセには「人として成長する」という言葉は抽象的すぎて、いったいどういうことなのかよくわからないかもしれないけど・・とにかく全ての部分で「より良くなろう」と思う気持ちが大切だと思うのです。

そういえばB-35のことをご両親に聞いてみたのかな。気になる。