今回の日誌はみさきに書いてもらいました。みさきは私がミニバスを教えていた頃の教え子です。めちゃくちゃバスケができるわけではないけど、真面目な頑張り屋で、6年生の時にはキャプテンもつとめていました。こうしてたまに練習に顔を出してくれるのはとてもうれしいですね。

正しい形じゃないと怪我しちゃう

えっと…文章力がない私にとっては、こういうものがすごく苦手ですが、書きます。まず、自分の反省から。今日の練習で、自分のディフェンスの形があまり良くないことが分かりました。膝など痛める前に気付けてよかったです。これからは意識して正しい形でディフェンスが出来るように頑張ります。

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次にチームのことについて。後半の方、いつもより声が出ていなかったように思います。ミニバスの頃からよく言われていましたが、疲れている時こそ“声”です!これからも(自分を含め)声を出して頑張って行きましょう!まとまりの無い日誌、これで終わりまーす。

適当でも動けてしまう人間の体

この日の練習では、ディフェンス姿勢や動きをチェックしました。大きな力が発揮できる姿勢になっていなくて、そのせいでいつもオフェンスを追いかけるように動いてしまう。追いかけて大きく揺さぶられるということもあって、一回のディフェンスでめちゃくちゃ疲れてしまう。これはミニバス時代から続く悩みでしたが、それを改善するためのヒントをいくつか話しました。

例えば股関節の可動域などの関係で、今の体の状態ではなかなか難しそうでした。でも、これは練習を積んでできるようにしていかなければいけません。多少変な姿勢をしていても、多少変な動き方をしていても、「動けてしまう」のが人間の体です。でも、無理な動きを続けていると、いつか必ずそのしわ寄せが出てきます。

私の場合はそれが膝の怪我になって現れましたが、みさきの場合もすでに腰に前兆が現れています。無理な動きで動き続けると故障につながってしまうんです。特に「頑張り屋」な性質を持っている選手だと、多少動きづらい姿勢でも、素早く体が動かない動き方でも、「頑張って」オフェンスについていこうとしてしまい、そういう動きは体に大きな負担をかけてしまいます。それを避けるためには、「より楽に」かつ「より速く」動ける動き方を身につけることが大切。そのためにあるのが「基本姿勢」です。少しずつ練習していきましょう。

声も技術の一つ

声が出ていないという指摘はもっともな指摘で、私もゲーム中はとにかく静かだなと感じます。「声」も技術の一つです。スクリーンを教えるとか、オフェンスの動きを伝えるとか、必要最低限の連絡はもちろん必要ですが、そういった声だけでなく、例えば味方の気持ちを高ぶらせる声掛けなかも含めて、身につけなきゃいけない技術だと思います。私たちはそういった技術がまだ未熟。練習していかないといけません。

上達の近道は真似をすることだとよく言われます。これはゲーム中の声かけにも言えることで、自分がなかなか声が出せないなという場合は、声をよく出している人がどういった声を出しているのか、その「しゃべり方」を研究してみてください。声をよく出す人というのは、シュートが入った時のナイッシューとか、いいパスが通ったときのナイスパスとか、そういった声の他にも、様々な種類の声を出してます。そういうところを見て真似て、自分の声出しのレパートリーを増やしていく。そうすれば今よりももっと声の多いゲームができるようになるのではないかなと思います。

たぶん、たくさんしゃべりながらゲームしたほうが楽しいと思います。今後の練習で意識してみてください。