どうもです。投稿は久しぶりですが、練習はしています。ぜひみなさん周りの人をお誘いの上、練習にいらしてください。今年度の練習日は木曜、日曜です。最近はムラヤマさんが木曜日に登場していて、前回もナイスなプレーをしていました。それを見て我々世代もまだいける!と思っていたのですが、昨日の練習ではOTKさんが原因不明の腰痛に苦しんでいました。やはり歳か。

市民戦はCクラス準々決勝敗退

今年度、ホーネットとしては市民戦に出場していませんでしたが、実はミトのCROWSが人が少なくて出れなくなりそうということで、どうせ我々も少ないからと一部のメンバーでクローズとして出場しました。十数年ぶりのCクラス。結果は準々決勝敗退でした。

準々決勝の相手は、勝てない相手だったのか?と言ったら、そんなことはないと思います。実際出だしからずっとリードしていたし、前半は相手チームのほうが味方に対して怒鳴り散らしていて、思わず「そんなに怒るなよ」と言ってしまうくらいの試合展開でした。途中でアクシデントがありましたが、それでも「正しく」戦えていれば、終盤にあれほど追い込まれることはなかったのではないかなと思います。

泣きまくっているヤマザキ子をポケーッと見るコハル。
S__2088991

あえて「正しく」という言葉を使っています。バスケは確率が大きく関係してくるスポーツですから、「正しい判断」つまり「より合理的な判断」ができなければ、本来持っている実力を発揮できないまま終わってしまいます。あの試合はまさにそんな感じで終わってしまった、不完全燃焼な試合でした。

合理的な判断ができない理由

例えば、厳しいマークにあっている人がシュートをうつよりも、マークがゆるい人がシュートをうったほうが、シュートを決めることができる確率は高くなります。その人がめちゃくちゃシュートが下手だったら話は別ですが、ほとんどの場合は厳しいチェックを受けながらシュートをうつより、フリーでシュートをうったほうが成功率は高くなるでしょう。だから、自分が厳しいマークにあっているなら、マークがゆるい人にパスを出してシュートをうたせる。こういうのが「合理的な判断」です。(もちろん、シュート以外にも判断が必要な場面はたくさんあります)

こうして文章にすると「当たり前」のことですが、その当たり前のことがコートに立つとなかなかできないわけです。できなくなる理由はいろいろです。判断は一瞬でしなければいけないし、相手は邪魔もしてきます。見えていないものがあれば、それも合理的な判断ができない原因になるし、「理性よりも感情が勝ってしまう」ことも原因の一つになります。

技術・イメージが未熟

合理的な判断をするというのは、いくつかある選択肢の中から最良のものを選び出すということをするわけですが、その人が持っている選択肢の数は知識やそれまでの経験、持っている技術によるところが大きいです。例えばそこにパスを通す技術がなければ、その選択肢はなくなるわけだし、過去にそこにパスを通すようなプレーを見たことがなければ、そもそもパスを通そうという発想もうまれてきません。

試合では、このイメージの未熟さと、技術の未熟さを感じました。

次の状況を考えてプレーしているというよりは、「行き当たりばったり」でプレーしている感じなので、ディフェンスを思ったように揺さぶることができません。ズレができていたとしてもそれは自分たちで作り上げたものではなく、偶然の産物。そんな感じなので、自分たちで試合の流れをコントロールすることもできません。終盤の追い上げは、そのあたりが一因になっていたと思います。

また、「技術が未熟で思い描いていることが実現できない」という問題もありました。

たぶん「自分がボールを持って、ディフェンスが寄ってきたらパス」ということまではわかっていると思うのですが、パスが浮いてしまったり、引きつけが不十分なままパスを出してしまったりしたので、シュートにつながるようなズレが作れていませんでした。

相手のゾーンディフェンスは決して運動量が多いわけではなかったし、実際に簡単なパス交換でズレも作れていたので、十分に可能な状況ではあったと思います。でも、5人全員でそういったプレーができなかったです。事前に悟られないようにパスを出す技術や、ズレるタイミングを見計らってのパスなども、まだまだ未熟でした。

理性よりも感情が勝ってしまう

合理的な判断をくだしながらプレーするためには、「自分の感情を押し殺す」ということが絶対に必要です。なぜなら、「自分がやりたいこと」と「総合的に見て最も合理的なこと」は大抵の場合違うからです。もしそれが一致しているのであれば自分がやりたいようにやってもいいですが、そんな場面はかなり限られています。ほとんど無いと言ってもいいかもしれません。

「自分が攻めたい」とか「自分がボールを持ちたい」「自分がシュートをうちたい」という感情が優先されてしまって、いわゆる「頭の悪いプレー」をしてしまう。それが問題です。「シュートが入ればOK」とされることも多いですが、仮にシュートが入っていたとしても相手を崩しているわけではないので、そのオフェンスは何度も続けることができません。決められたほうも、崩されているわけではないので、あまり怖さを感じることはないはずです。

シュートが入ったとしても、そのプロセスが納得いくものだったかは、ふりかえって考えなければいけないですね。

全然違うAクラスのバスケ

昨日市民戦Aクラスの試合を見て、今更ながら試合の反省記事を書いてしまいました。Aクラスの選手たちは、合理的な判断ができない選手はほとんどいません。体の大きさや身体能力、技術ももちろん違うけど、そういう点も私たちの試合とは全く違うなと感じました。

残り6秒。1点差で勝っていて相手ボール。最後の相手のシュートも外れた!と思った瞬間にリバウンドを取られて失点。そのまま試合終了。負け方もかなり悔しい負け方でしたが、Cクラスですら勝てない程度の実力しかないということを受け止めて、少しでも向上していけるように練習していきたいです。