2012年秋季市民戦。Bチームは一進一退の激しい攻防を繰り広げるが、最後の最後に気の緩みが出て敗退。試合後には思わず涙する選手も・・。

vs TOKOJAWS 44-45

Bチームの試合のスコアシート

アベッチ 4点
ミト 14点
タイガ 11点
ヤマザキ 13点
タガ 2点

ファウル
タガ 4つ
イセ 4つ
アベッチ 1つ
ミト 2つ
ヤマザキ 2つ

タガの短時間でのファウル4つがインパクト強すぎたのでイセのファウル4つがかすんでいましたが、イセのファウル4つはけっこう深刻な問題です。なぜなら、イセにファウルが多いことを指摘してから変化が見えていないから。ドライブに対して反射的に手を出して引っ掛けてしまっています。この癖をどうにかしないといけない。手を後ろに組んだままディフェンスするとか、手は上にあげたまま動く練習をするとかしないといけない。

タガは接触でごまかすプレー(オフェンスディフェンス共に)が見事に吹かれて、ファウルが多くなったという感じ。確かに当たりが強いから接触すれば相手がバランスを崩して有利になるけど、バスケットボールは本来接触を禁じているスポーツ。例えばよく見られるポストからドリブルでディフェンスを押しこむプレーなんかも、程度にもよるけどディフェンスが押されてバランスを崩した時点でオフェンスファウルです(国際試合なんかだと吹かれています)。「正当なプレー」で戦えるように、技術を身に着けていかないとね。

出だしは悪かったが前半はリード

Aチームも同日に試合だったため、試合が終わってから白根カルチャーセンターにかけつけました。到着したのは2ピリ開始直後で、18-16で2点リードしているという状況でした。どうやら10点くらい差があったところをヤマザキとタイガの活躍で追いついたということらしい。

試合中のタイガ

あとからスコアを見てみると、第1ピリオドは6-14で8点リードされていたようです。出だしの悪さは相変わらずですが、その後ミトの得点とヤマザキ・タイガのスリーポイントで逆転。私が到着してからもいい流れが続き、前半は24-19とBチームリードで折り返します。第2ピリオドのスコアは18-5なので、完全にこちらの流れでしたね。相手のシュートがリングに嫌われ、そのリバウンドをしっかり取れていたのが大きかったと思います。アベッチのリバウンドも目立っていました。

ベンチからヤマザキのプレーを見守る

第3ピリオドはなかなか点が取れない時間帯が続きました。途中ミトやヤマザキに疲労の色が見え始め、ふたりとも運動量が激減。ヤマザキはフリーのレイアップを盛大に外し、見ていたいそっちが大爆笑するほどのまさに獣のようなダッシュでディフェンスに戻っていました(無駄に体力を消耗したことだろう)。

ベンチの様子

この停滞感を払拭するべく、ついにタガを投入。さすがタガ。期待を裏切らない男です。僅かな出場時間で一気に4つのファウルをおかしました。しかしシュートも1本、2得点(1/1)。それとスクリーンをかけにいく動きは非常に良かったです。ただ流れを引き戻すにはいたらず、相手にセカンドチャンスで決められて差をつめられ、なんとかタイガのスリーポイントでつなぐも、33-32で終了。リードは1点になってしまいました。

ヤマザキがボールを持っている

第4ピリオド。「ここで足が止まったほうが負けだ!」とベンチから送り出します。しかし第3ピリオドに引き続きオフェンスリバウンドに飛び込まれ、相手の得点がなかなか止められない。オフェンスはこちらにアドバンテージがあったが、ディフェンスが思うようにいかないがために1点を争うシーソーゲームが続きます。これまでの経験をふりかえると、こういう場面はこちらのほうが途中で脱落していくパターンです。途中立て続けに得点され、たまらずタイムアウトをとりました。

ベンチに帰還

ディフェンスリバウンドをとにかく頑張ろうと話し、ゲーム再開。ヤマザキが力強いドライブで厳しいチェックにあいながらも得点し、タイガもパスを受けてしっかりとスリーポイントを決める。そして残り時間十数秒、1点リードというところでスティールから速攻。ヤマザキがこれをしっかり決め3点のリード。相手は最後のタイムアウトを取る。

レイアップでバランスを崩すヤマザキ

2点なら決められてもOK。無理せず守り、残り数秒をボールキープして試合終了というところだったが、なんとここで相手に痛恨のバスケットカウントを与えてしまう。1点差。残り2.9秒で相手のフリースロー。決められれば同点。

疲れが見え始めたヤマザキ

相手のフリースローは・・・外れた!しかし最悪なことにこのリバウンドを相手に取られてしまう。相手がゴール下のシュートを決め、残り0.1秒で逆転される。そのままシュートもうてずにタムアップ。44-45で1点差での負けでした。

試合後のタイガさん

3点リードした時点で気が緩んだHORNET。最後まで諦めなかったTOKOJAWS。その差だったかな。Aの試合もかなり悔しかったけど、この試合も相当悔しかったです。ギャラリーに戻って泣いていたミト。試合に向けてかなり気持ちが入っていただけに悔しかったでしょう。大の(184センチの)大人が負けてボロボロと悔し涙を流す姿には、こちらもこみ上げてくるものがありました。この試合とBチームのメンバーの様子を見て、もっと上を見て練習していかなければいけないということ、まだまだホーネットは強くなれるということを再確認しました。またこれから頑張っていきましょう。