どうもです。今回はオフェンスで意識したい2つの「間」についてお話しします。ディフェンスを出し抜くには必須の考え方ですが、あまり考えずにプレーしてしまっている人も多いです。できていない人がこの考え方を取り入れたら、オフェンスが何段階もレベルアップするはず。ぜひ参考にしてください。

1つ目の間

意識したい1つ目の間は、「あいだ」です。

オフェンスでは常に人と人との距離を見ながら動かなければいけません。なぜなら、人がたくさんいるところにプレイヤーやボールが移動するとオフェンスが不利になってしまうからです。プレイヤーが攻めるときはそれなりの「スペース」が必要なので、意識的にスペースをあけなければいけません。そのときに、人と人との間(あいだ)を見ることになります。

普段の練習を見ていると、中途半端な位置でプレーしている場面がとても多いと感じます。例えばスリーポイントラインとペイントエリアの中間あたりに人が立っていることは多いですよね。そこに立ってしまうと、ポストアップしたい人のスペースとスリーポイントをうちたい人のスペースを埋めてしまうことになるわけです。オフェンス一人だけが立ってるならいいけど、普通はオフェンスには少し距離をあけてディフェンスがついてきているはずなので、しっかりとスペースが埋まってしまう。自分の位置取りのせいで、他の人がプレーする場所をうばってしまっているということです。

そこでフィニッシュ(シュート)するなら、中途半端な位置に移動してもOKです。そのためのスペースですから。しかし何も考えずに中途半端な位置取りをしてしまっているならそれは問題。いつでも人と人との距離を見るようにして、できるだけ大きなスペースが確保できるような位置取りを心がけましょう。

イズミのおみやげの比内地鶏パイ。みんなで美味しくいただきました。
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2つ目の間

意識したい2つ目の間は、「ま」です。

間(ま)とは、次の行動が起こるまでの空白の時間のことです。オフェンスは全ての動きをダラダラとつなげてしまうと、ディフェンスを振り切ることができません。動き続けるオフェンスはディフェンスも一生懸命追いかけ続けるからです(人は動くものには意識が向きやすい)。そこであえて立ち止まり、何もしない瞬間を作ってディフェンスのマークマンへの意識を一瞬途切れさせます。そのタイミングを狙って勝負します。

動きに静と動のメリハリをつけるということですね。ダラダラと動き続けているオフェンスは、どんなにスピードがあってもそれほど怖くはありません。ヤバイのは動きの緩急(静と動のメリハリ)がしっかりある人。ディフェンスはそういう人をマークするとめちゃくちゃ体力を消耗し、体力が削られれば判断力が鈍ってきます。オフェンスとしてはそういう状態を狙って作りたいわけです。

パスやフェイクにも「間(ま)」の考え方は応用できます。体が動いていてそのままの流れでパスを出すと、ディフェンスもパスにしっかり反応してきます。しかし一瞬でも体の動きを止めることができたら、その間(ま)によってディフェンスの動きと意識は途切れる。そのタイミングを狙ってパスが出されれば、それはディフェンスを出し抜く形のパスになります。ボールとディフェンスのズレは最大化され、オフェンスがかなり有利に攻めることができるはずです。

シュートチェック

うまい人は例外なくこれら2つの「間」を意識したプレーをしています。これらを用いた駆け引きこそが、バスケットの面白いところ。我々はまだ上手にできないですが、少しずつ練習していきましょう。使いこなせるようになったら、もっとバスケが楽しくなるはずです。