長野遠征シリーズの試合編です。ぜひ前回の出発編も合わせてお読みください。
女子の得点がすべて2倍のルール
体育館に到着すると陸さんの同級生が玄関で出迎えてくれた。反対側のコートではすでに試合は始まっており、もう片方は私たち(オフィシャル)の到着待ちだったようだ。トイレに行きたいのを我慢しながら急いで審判の準備をする。
今回の大会はGALESが主催するG-cupという大会で、午前予選リーグを行い、午後に決勝トーナメントを行うという流れになっていた。GALES、microchops、ホーネットとpampswitch、tie links、東桑クラブとで別れて予選リーグを行った。
体育館に到着して即オフィシャル。着替えることもできず、ただ靴をはいただけでトイレも我慢しながら審判開始。第一試合はGALES vs microchops。審判をしながら観察する。・・・結構うまいぞ!
microchopsのガード・・うちのメンバーはスコスコ抜かれるだろうな・・GALESの背が高くてシュートがうまい女性にいっぱいシュート決められるだろうな・・そんなことを考えながら笛を吹いた。
ちなみにこの大会は、女性の得点が全て二倍(スリーポイント6点、フィールドゴール4点、フリースロー2点)で、男性が女性にファウルしたら一発退場(次のピリオドから出場可能)という特別ルールがあった。このルールがかなり面白い。女性陣の活躍によっては試合の流れが大きく変わってくる。
実際、第一試合にはそれがよく現れていた。GALES vs microchops(microchops勝利)は、男性陣がうまく男性主体で得点を重ねていくmicrochopsに対し、GALESは得点能力の高い女性主体で攻めていた。シュートを決める本数はmicrochopsのほうが多かったが、女性陣が高確率でシュートを決めていたGALESをなかなか引き離せず、途中までかなり競った試合となった。
なるほど、このルールはうちに有利かもしれない・・。
なぜならこの日は、普段から男に混じって練習していて、そしてマッチアップする男を倒している、男より強い女を二人連れてきていたからだ。そして第一試合を見る限りでは、女性陣活躍のチャンスが十分にあるように感じられた。
1回戦は1点差でギリギリの勝利
オフィシャルが終わっていよいよHORNETの試合。よし、着替えてアップするか!と思ったら、タイマーの表示が残り4分弱・・。着替えていたらあっという間に時間は過ぎ、アップ無しで試合をすることに。謎の男はオフィシャルの時に交代でトイレに行ってうんこ(1回目)をすませていたようだったが、私はトイレに行けないまま試合開始となった。
相手は先ほどの試合の勝者microchops。うまいし体も大きい。何よりも1試合こなして体がいい感じにほぐれている。不安・・途中トイレに行きたくならないかものすごく不安・・・。
この試合は男性4、女性1の組み合わせで出場することに。とりあえず5分ごとに交代しようということで試合開始。5分で私交代。トイレ直行。
序盤から終盤にかけて、つまり1試合全部体が動かなかったHORNET(特に男)。予想通りガードの選手にはスカスカと抜かれ、外から気持ちよくスリーポイントもうたれ、中では体の大きい選手に苦戦した。競った試合展開となり、予断を許さない状況。
相手の女性選手が謎の女とのミスマッチをついて攻めてきていた。女子に4点決められるのは痛い。第4ピリオド残り時間3分を切って、一本一本が大事になってくる状況で、再び相手の女性選手がポストアップ。前を取って守る謎の女。ヤバい、裏にパスが出た!カバーに行ってボールのカットを狙う私。
ピー!ファウル。10番。
・・・退場。大事な場面でまさかの一発退場。
ベンチでなんとか頑張ってくれと声援を送る。残り時間がほとんどなくなって、61-60で1点のリード。そこでOTKさんがファウルを受けた!・・ようにベンチからは見えたが、それがなぜかOTKさんのファウルということになってしまった。さらにファウルのコールがあった時点ではエンドからのスローインということだったが、なぜか相手のフリースローに。しかもシューター女子。一本でも決められたら逆転負け・・。
これが長野の洗礼か・・・!
流しの試合だったため、この時点で試合は終了。フリースローだけうつことになった。天に祈るだけだった。蜂の神様、どうか私達に勝利を・・・。
願いが届いたのか、相手の選手が二本ともフリースローを外してくれ一回戦勝利!そして休むまもなく二回戦への準備に入った。
二回戦は終始リードしての勝利
二回戦は陸さんの同級生がいるGALESと対戦。この試合は相手が女子選手を2人出してきていたため、こちらも男3女2の組み合わせで試合に望むことに。
序盤は少々力んでいたものの徐々に体もほぐれ、終始リードする展開に。相手の女子が一人うまくて少しやられたが、こちらの女子も負けてはいなかった。縦横無尽に走り回る謎の女。相手のうまい人をしっかりおさえつつ、要所要所でドライブを決めるむっちゃん。女性陣の活躍が目立った試合だった。ミスは多かったものの最後までリードをたもち勝利。予選1位で午前の試合を終えた。
逆立ちをするOTK
昼休みは下っ端に買い物に行かせてWARAさんとOTKさんと私は体育館で休んでいた。前日5分しか寝ていなかった私は少しでも休もうとフロアで横になっていたが体育館のライトがまぶしすぎて眠れず。ステージのカーテン裏に移動して20秒くらい寝た。
昼休みに逆立ちをしていたのはOTKさん。
金曜(前日)の練習が終わったあと、たんたんでラーメンを食べた帰り。「全然体が動かないんです」とOTKさんに相談されたときにしたアドバイスの一つ。それが逆立ち。下に落ちてしまっている内蔵が元の位置に戻って良い感じになる。・・それをやっていたということは、この日もやっぱり体が動いていなかったようだ。
13時から午後の試合が始まる予定。12時40分頃戻ってきた買い出し班。頼んでおいたそばと気を利かせて買ってきてくれたアイスを急いで食べる。むっちゃんが食べたくて買ってきたアイスを食べようとして謎の女に怒られるWARAちゃん。むっちゃんのアイスを諦めて選んだアイスが陸さんが食べたかったものでまた怒られるWARAちゃん。悪気がなかっただけにドンマイとしか言えない。
3回戦は100点ゲームでの勝利
午後の第一試合は反対側のリーグの2位と試合。食べたあとで動けるか心配だったが、やってみればホーネットでは珍しい100点ゲームで勝利。珍しいというかたぶん2002年市民戦Eクラスでの100点ゲーム(111-12)以来の100点ゲーム。実に10年ぶり。ちなみに100点目(101点目)はWARAちゃんの鋭すぎるパスをナイスキャッチしたむっちゃんだった。
いつの間にか100点になっていたので「そうか、100点ゲームって一生懸命オフェンス頑張って100点にいくんじゃないんだ。普通にプレーしていて、気がついたら到達してるものなんだ。技術の差があるとそういうことが起こるんだ」と思ったが、よく考えたら女子の得点は2倍だった。やはり頑張らなければ100点にはいかない。
決勝トーナメント1回戦が終わって次は決勝。相手は隣のコートで試合をしていた2チームの勝者。試合中隣の様子を見ていたが、常に数点差のスコアで熾烈な戦いが繰り広げられていたようだった。どちらが勝っても決勝は厳しい戦いになりそうな予感・・。最後の最後でmicrochopsが逆転のスリーポイントを決め勝利。再び決勝でmicrochopsと戦うことになった。
決勝までの間、1試合分時間があくということで、ソファーで体を休めた。休んでる間に記念撮影。
またもやうんこに行く謎の男。「いっぱい飲むと下す」と言っていたが、ガストのドリンクバーでいつも一番損してるのはこの男に違いない。それくらい簡単に腹を下してしまう。もしかしたら飲み物よりもアイスが効いたんじゃなかろうか。動いて温まっていた内蔵に急に冷たいものが入ってくる・・想像するだけで腸がギュルギュルと動く。
休憩時間のアンケート
次やったら参加したいか?
1.ぜひ参加したい
2.とりあえず知らせてほしい
3.参加したくない
という3択の一つに丸をつける感じの大会のアンケートがあったので、この休憩時間で回答した。
MCはどうだったか?
A.うざい
B.普通にうざい
C.マジでうざい
みたいな質問があったので、
D.この質問がうざい
という項目を作って丸をつけてやった。
決勝は余裕を持って勝利
買ってきたキットカットをみんなで食べて決勝に臨む。男4女1できた相手に合わせてこちらも男4女1でスタート。この試合は謎の女が大活躍。交代させるのをためらうくらい良く体が動いていた。むっちゃんも交代を遠慮していた。非常に楽しそうにプレーしていたのが印象的だった。
相手は決勝トーナメント1回戦で厳しい戦いをしてきたこともあって運動量が落ちており、点差はジワジワと開いていった。こちらも足がうんこ状態になっていたが、謎の女の活躍とうんこながらもディフェンスを頑張ったおかげで終始リードすることができた。
第4ピリオドは相手が全員男できたためこちらも全員男で。謎の男はすぐに足がつって交代したが、女性陣が謎の男に劣らぬ活躍を見せ、最後まで余裕を持って勝利。見事優勝することができた。
ちなみに足がつった謎の男は4回トイレに行っており、そちらでも1試合分(4クォーター)戦ったので足がつるのもしかたがなかった。
みごと第1回G-Cup優勝!
優勝賞品はビール一箱!8月に予定されているバーベキューの時にでも飲みましょう。
次回いよいよ最終回。
D.この質問がうざい
という項目を作って丸をつけてやった。
リーダーのギャグセンスは人間放れしてます( ̄∀ ̄)
最後の写真(笑)
素晴らしい実況ですね☆
第1試合でmicrochopsに勝つことができて本当に良かったですな!
終了間際の不可解なジャッジ。からの相手のフリースロー。
ドキドキものでした・・・。
4試合やったわけですが、女性陣の活躍が本当に目立ちましたね。
むっちゃんのスリー・ドライブ・ディフェンス・味方との絡み、等々。一緒にプレーしていても楽しいし、ベンチで休んでいる時も安心して見ていられました。
そんなむっちゃんが、
ま、ままま、、まさか、しし、した、舌打ち、なな、ななな、なんて、
する、すすす、するわけないじゃないですか~((´;Д;`))
そして謎の女。
試合をしていくにつれて良くなっていく動き。
スリーが入る入る。縦横無尽に走る走る。
準決勝だったか決勝だったかでの1シーン・・・
謎の女がドライブで仕掛けて(これがメチャクチャ早かった!)からのギャロップステップ(力強かった!)からのシュート!・・・とみせかけて、ゴール下のWARAちゃんにパス。
興奮しました。
リーダーさんと一緒にベンチで見ていたのですが、大盛り上がり。
『動きの質、高いですよね・・・覚醒しましたね!』そんな話をしていました。
参加メンバー全員が持ち味をいかして、そしてそれらが上手くマッチして・・・1日気持ち良くバスケができた結果、優勝・・・。
言うことなしですね☆
7人で本当によく頑張ったと思います。
みなさん、お疲れ様でした。貴重な経験させてもらってありがとうございました(*´▽`*)ノ
>タガ
ギャグではない。真面目に書いたんだ。
厳密には謎の女に書かせたんだけど。
>OTKさん
謎の女のあのプレーは我々の想像をはるかに超えてましたよね!
まずギャロップの時点で想像を超えたのに、
そこからシュートのふりしてパスですからね。
あんなプレーしたことないよ!
女性陣二人が楽しそうだったのが一番嬉しかったです!
あとOTKさんの「もうダメぴょん」は最高に面白かったです(笑)
遅刻した誰かさんのせいで(笑)なんだか慌ただしかったですねー
1日を通して、女性陣の活躍が目立ちましたよね!
謎の女がずっと楽しそうにプレーをしているのが、凄く印象的でした!
楽しんでプレーしていたからこそ覚醒できたのでしょうか?
だとすると、我々の上達のヒントにもなりそうな気がします。
個人的は、3試合目で「ゾーンの攻め方」を練習できたのがグッドでした!