どうもこんにちは。ヘッジのブログから流れてくるアクセスがすごくてびびりました。初めて1日のページビューが1000を超えました(今までの最高は600くらい)。さすがとしか言いようがない。もっとうちのサイトを宣伝してください!さて今回は、ヘッジのブログで「センスって何?」という話題が出ていたこともあり、私もセンスについて書いてみたいと思います。
センスは理にかなった動きに感じられる
基本的には「関根家の理論」と同じです。よく言われている「センス」とは、「理にかなった動きに感じられるもの」だと思います。一般的に「あいつセンスある」って言われるような人は、動きにムダがなくて動作が美しいです。人の動作にかぎらず、無駄の無い、洗練されたものって「美しさ」を感じますよね。それです。
少しでも上達を望んで練習していれば、経験年数が長くなるについれて動作の質はどんどん高くなっていきます。ムダが削ぎ落とされていって、これ以上ないというくらい洗練されると、めちゃくちゃ美しい動きになるわけです。私はそういう動作を見ると「センスあるな」って表現します。
理にかなった動きとは
では「理にかなった動き方」ってなんだ?ってことになりますが、それは「ムダに力を発揮していない動き」です。必要なぶんだけしか力が発揮されていなくて、どちらかといったら力みをあまり感じない動き。無理やり力を発揮して動いているのではなくて、自然体のまま軽い動作での動き。最小限の出力で動いているのにスピードは速く、力が入っていないのに当たれば重い。そんな動きです。
ムダの多い動き
逆にムダな動きとは何かと言うと、例えばイセのように必要以上にバタバタ手足を動かしてしまう動作や、力んだことによって遠回りしてしまっているドライブなんかがそうです。あとは、本人としてはめちゃくちゃ力を発揮ているつもりでも、それが動作に変換されていないような動きもムダが多い動きと言えると思います。例えば歩数が多いのに体はあんまり進んでいなかったり、力んでいるわりにはボールが遠くにとんでいかなかったり。こういう動きは見るからに重たい動きになっていて、だいたい動きが遅いです。
センスは磨ける
コメント欄で関根くんが「センスも努力で磨ける」と言っていますが、上記のようなものをセンスと言うのであれば、それは間違いなく可能です。理にかなった動き、洗練された動きにセンスを感じるわけなので、繰り返し練習して動作の質を高めることができれば、センスのある動きに近づくことができます。
動作の質が高まるということ
動作の質が高まるというのは、同じ仕事量をより少ない力でおこなえるようになることです。例えば、発揮できる力が100でそのうちの7割をボールに伝えることができているとすると、ボールに伝わる力は70です。でも、発揮できる力の8割をボールに伝えることができたら、80の力をボールに伝えることができる。持っている力(最大出力)は変わらなくても動きの質が高まればシュートの飛距離は伸びるし、同じ距離ならより少ない力でシュートをうつことができるようになります。これが動作の質が高まるということです。
最大出力を高める意味
同じ仕事量なら、より少ない力で達成されたほうがいいです。なぜなら、そのほうがエネルギーの消費がおさえられるから。疲労は判断力を低下させるので、疲労が少ない状態で動けたほうが圧倒的に有利です。そのためには、動作の質を高めて力を効率的に使えるようになる必要があります。
また、発揮できる力が100の人が60の力を使って動いているのと、発揮できる力が120の人が60の力を使って動いているのとでは、後者のほうがいいプレーをしやすいです。60%の出力で動いているよりも50%の出力で動いているほうが、肉体的にも精神的にも余裕を持ってプレーできるから。ここに「筋トレをして発揮できる力を増やす」ことの意味があるわけですね。
まとめると、「センスは理にかなった洗練された動きに感じるもので、それは練習で身につけることもできる」ということです。この一文を言いたいがために、1800文字以上も使ってしまいました。あとコメントで少しディスられていましたが、私は関根くんはめちゃくちゃセンスのある動きをすると思っているし、「顔のわりにシュートフォームがキレイ」と言われてたというユキテルくんもめちゃくちゃセンスあると思います(というかヘッジの人はみんなセンスあると思いますけど)。あれだけできるんだから、自惚れないわけがないですね!