先週の練習前に私のいとこであるT川氏からこんなメールが届きました。「今日は何時に到着予定?俺は午後休みだから早めに行って教えてもらいたい。ちょっと気になる動きがあって気になってるんだよ。いい歳して、もう少し上達しそうな気がするんだよな。」

年齢は関係ない

このメールに私は感動しました。ちょっと前まで「もう歳だから駄目だ」なんて言っていたのに(T川氏はアラフォー)、「もう少し上達しそうな気がする」だなんて。すばらしすぎる。嬉しくなって早めに体育館に行っていろいろ教えましたよ。ちなみに1対1で相手を抜くための技とジャンプ前のストップ動作について教えました。iPhoneで動画に撮ってたよ。

うずくまるヤマザキ2

バスケを上達させるのに年齢は関係ないんですよ。もちろん身体能力は何もしなければ歳を取るにつれて衰えていきますが、体が衰えるなかでも「うまさ」は蓄積されていくんです。30代でも40代でも「技術」は積み重ねることができる。うまくなれるんです。

「うまさ」にこだわる

私は身体能力で勝負するようなバスケじゃなくて「うまさ」で勝負するバスケをしたいとずっと思ってきました。スピード、パワーで無理やりプレーするのではなくて、たくみな駆け引きで相手を出し抜くバスケです。そう考えてきたのは、私自身の身体能力が低いことが主な理由。年齢による衰えを感じていない今でも身体能力で勝負できる気がしないので、どうしても技術や知恵で出し抜くしかないのです。

また、ホーネットには身体能力が高い選手も何人かいて、その人たちが「駆け引き」を使うことで、チームがもっと強くなると思いました。だから私がうまさにこだわるのは、チームにとってもプラスになる。そう考えています。

うずくまるヤマザキ3

いずれ身体能力が衰えるときがやってきます。そこに頼ったプレーをしていると、そのうち戦えなくなってしまうでしょう。でも「うまさ」で勝負するバスケなら身体能力の衰えはあまり気にならなくなります。体の使い方、ボールの使い方、接触の仕方などは質が高まっていけば「筋力」に頼らず大きなパワーを発することができるようになるからです。筋力に頼らないので「体が衰えている」と感じること自体が少なくなるはず。無理に動くことが少なくなれば怪我のリスクも小さくなるし、同じプレーをしても疲れにくくなります。忙しくてなかなか練習できなかったとしてもそれほど動きが衰えないので、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。

私はこれからも「うまさ」にこだわって練習していきます。ずっとバスケは続けたいし、どうせ続けるならうまくなりたいからね。