日曜の試合のあと、べんぞうさんが「動きのパターンがあるといいかもしれないな」って言っていたので、夜の練習ではそれをやってみた。まぁあまりしっくりはこなかった。上手に動けずにぐちゃぐちゃしたということもあるけど、それよりも一つ一つの動きのタイミングが遅いというか、狙うタイミングがわかっていないような感じがした。

ディフェンスの動きを見ていればわかる

なんでそうなるのか考えてみたんだけど、視野の狭さが原因の一つとしてあげられるんじゃないかなーと。見えてないから遅れる。見えてないからタイミングが合わない。味方の位置やボールの動き、敵の動き、味方や敵の意識の向き、いろいろなものが見えていない。

途中べんぞうさんが「後ろは見えないな」と言ったときに、私は「そこを見ようという意識があれば見えます」と言ったんだけど、全部そういうことなんじゃないかと思う。見ようとすれば見える。見えないのは見ようとしていないだけ。たとえ死角であっても、見ようという意識があれば見える。敵や味方の位置を感じることができると思うのです。

ヤマザキのディフェンス

敵や味方の位置がわかって、さらに意識の方向まで見えてくれば、フォーメーション的な動きのルールを用意しておかなくてもうまく回るようになると思うんです。どういうタイミングで動くか、どういう動きをするかということの一つの答えは「ディフェンスの意識とは逆をつけるタイミング」「ディフェンスの動きを外せる動き」です。そうするとおのずと動く方向やタイミングなんかは決まってくるんです。

「動き方がわからない」「どうやって動けばいいかわからない」「どう合わせればいいかわからない」というのは、取り込んでいる情報量が少ないからです。見ていないからです。いろいろなところを見て、もっと考えて動かなきゃいけない。人より体が小さい。だったら人より頭を使わなきゃ勝てない。

難しいができるようにならなかえれば

べんぞうさんは「最初からそれを求めるのはハードルが高い」と言っていて、たしかにそれはそのとおりで身につけるのは簡単ではないんだけど、変にフォーメーションを練習したりすると、このことからは余計遠ざかってしまうのではないかとも思った。「動き方」に意識がいってしまうから。動きに慣れればそうはならないのかもしれない。でも日曜の練習ではそういうことになっていたな。

フォーメーション的な動きはこれからも練習していこうとは思うけど、フォーメーションはごくごくシンプルな形にして応用がきくようにしたい。自由度の高いフォーメーションにしておいて、動くタイミングや動き方、相手との駆け引きなどを練習していきたい。一部の人だけがそういうことができるのではなくて、コートに立っている人全員がある程度のレベルでそういうことができるようになりたい。

目の前にいるディフェンス(自分をマークしているディフェンス)との駆け引きは意識できていることが多いけど、他のディフェンスと駆け引きができている人は少ない。ちなみにこれはディフェンス側からも言える。自分のマークマンを守れている人は多いけど、マークマン以外のオフェンスに対して意識を向けられている人は少ない。そこが意識できるようにならないと戦えないなーと思ったのでした。強いチームは出ている人全員がそういうことができてると感じるんだよね。