どうもうちのチームは「シュートをうたせてあげよう」という気持ちを持てる人が少ないようだ。自分がうつことしか、自分が攻めることしか考えていない人が多い気がする。そりゃー自分がシュートを決めれば気持ちいいでしょう。でもそれでいいのか?という想いがある。
Careの心
私は練習に来てくれた人には全員楽しんでもらいたいと思うから、例えば「ノーブリーさんがボールにあんまり触ってないな、まわしてあげよう」とか、「峠がボールが回ってこなくてイライラしてるな、まわしてあげよう」とか、最近だったら「もっとひろきにシュートうたせてあげよう」っていうことをゲーム中に考えている。
それだけじゃない。ミスして気持ちが落ち込みそうになっている人がいたら「ドンマイ」と言葉をかけるし、気持ちがのってきてるなと思ったらパスをまわして攻めてもらうということもやっている。そして良いプレーが出たら声に出してほめる。そういうところに結構気を使っている。
Giveの精神
「人のために何かをしてあげる」っていうことが少ないんじゃないだろうか。この人にボールをもたせてあげようとスクリーンをかける人はどれだけいるだろうか(いない)。この人に責めさせてあげようとパスが出せる人はどれだけいるだろうか(いない)。みんな自分勝手に動いている。自分がボールをもらうことに必死になりすぎている。このままでは「全員で協力しあって一つの目標を達成する」というチームスポーツの面白さを、十分に味わうことができない。
いいパスがくる。スクリーンをかけに来てくれる。ドライブ等で自分のディフェンスをひきつけてくれる。そういう「自分がしてもらったら嬉しいこと」を他の人にやってみよう。やってもらった人はお返しがしたくなるので、自分がやったことが自分に帰ってくる。みんな楽しくなれるのだ。
感謝の気持ち
何かをしてもらったら「ありがとう」と言う。日常生活の中ではごくごく当たり前のことだけど、コートの中でもこれを実践してみよう。いいパスをくれたらありがとう。自分が外したシュートをオフェンスリバウンドで取ってくれたらありがとう。自分が抜かれたのをヘルプしてくれたらありがとう。自分のミスをカバーしてくれたらありがとう。
シュートを決めて得意げになる気持ちはわからなくもないけど、そのシュートにつながる良いパスを供給してくれた人がいるはず。だからパスしてくれてありがとう。ナイスパスを決めてドヤ顔するのも別にいいけど、そのナイスパスをきちんとキャッチしてシュートを決めてくれた人がいるはず。だから決めてくれてありがとう。1対1でディフェンスを抜き去って気持ちよくなるのもいいけど、1対1をするだめのスペースは他の味方が協力して用意してくれたのかもしれない。だからチャンスを作ってくれてありがとう。いつだって、感謝の気持ちを忘れずに。
なんだかうさんくさい感じの記事になってしまいましたが、私が言いたいのは「もっとみんなが気持ちよくバスケできるようにしたい」ということ。自分だけでなく周りの人たちにももう少し目が向いてくれると嬉しいなと思います。
わかった。目的しっかり×思いやりってことだ。
こういうの読んでるともっとバスケしたいって思うじゃないか!
そうです。バスケットボールってのは思いやりのスポーツなんです。何度も同じこと言ってるような気がしますが。
もっと練習に来ればもっとバスケできますよ!