以下のようなメールを立て続けにもらいました。

自分の勝手な行動であの様な失態をしてしまってチームの皆様に不快な思いをさせてしまって申し訳なかったです。

今日はキレてしまって申し訳ないです。次はどんなことがあっても笑顔でいくのでお願いします。

二人とも練習でキレちゃったわけです。熱くなるのは別に悪いことじゃないけど、それが「怒り」の方向に向かうと良くないね。

怒っていいことは一つもない

怒っていいことって何一つないと思うんだよね。自分はイライラするし、他人にもいい影響は与えないし。私も苛立つことはたくさんあるし、今回怒ってしまったことは理解できなくもないけど、やっぱり爆発させるのではなく受け止める方向に向かってほしかった。怒りは怒りの連鎖を生むから。二人が怒ったことにイライラしてしまった私がとやかく言えることではないかもしれないけど。

いろんな人が集まっているから、気に入らないこともいろいろあると思う。私なら後片付けをしない人がいるとか、タイマーの準備をしない人がいるとか、リングを出しに行かない人がいるとか、気にいらないことはたくさんある。あまりにもひどいと思ったら言うけど、たいていは黙ってますよ。怒ったって、イライラしたって何もいいことないからね。イライラするくらいなら初めから全部自分がやるつもりでいればいいじゃんって思ってる。誰かが手伝ってくれたらラッキーだって。

自分のせいにできないかな

例えば、誰かのヘボいプレーがむかついてイライラしたとする。でもそこで、ミスすんなよとか、ちゃんと取れよとか、ちゃんと決めろよとか、そういうふうに相手を怒ってもいいことはあんまりない。相手には余計プレッシャーをかけることになるし、他人を怒ったって自分がうまくなることはない。

だからこう考えてみる。だからこう考える。まだ上手にできないのに、その人に苦手なプレーをさせてしまった自分が悪い。自分がカバーしてあげればよかったのに。自分が手伝ってあげればよかったのに。自分が工夫してもっとプレーしやすい状況を作ってあげればよかったのに。

こう考えると、自分がその人にしてあげられることが見つかる。もっとうまくなるチャンスがうまれる。そのほうがいいんだよね。誰かを怒るより。

ハート

バスケって人間性がプレーに強く現れるスポーツなんだよね。だから器の小さい人は器の小さいプレーしかできないと思うんだ。逆に人として成長することができたら、バスケもそれに合わせて上達する。これはマジ。実際、私が知っている「バスケがうまい人たち」は人間的にすばらしいと感じる人が多いよ。

内野中の体育館の壁にいい言葉がはってあるじゃない。「よい選手である前によい生徒であれ」みたいな感じの言葉。よい選手である前に、よい人であれ。スマイルバスケット。また次回の練習から頑張っていきましょう。