どうも、リーダーです。一昨日「背伸びたんじゃない!?」とHISAさんに言われました。背は伸びていないはずですが、思い当たるフシはあります。最近「仙骨」について書かれた本を読んで、仙骨がいい感じの角度になる状態をずっと意識していました。背中がスッと伸びる感じがしていたので、それで背が高くなったように見えたのかもしれません。

さて、今日は火曜日の練習での出来事について書いてみます。火曜日の練習後、ヤマザキが「すげーイライラしたんですけど」と話かけてきました。イライラしすぎて嫌になっちゃいますよ~と。気持ちはよくわかる。私もそのゲームをつまらないだろうなーって思って見てましたから。でもそこで「あーつまんねー!!(イライラ)」ってなったらつまらないまま何も変わらないので、イライラせず先に進むための考え方を紹介したいと思います。

イライラする理由

前も似たようなことを書いたかもしれませんが、イライラしてしまうのは「期待が裏切られた」からです。ボールをもらいに来てほしい(と期待した)のに来てくれなかった(裏切られた)。パスを出してほしい(と期待した)のに出してくれなかった(裏切られた)。そういうのが積み重なるとイライラしてきます。

練習試合の様子

バスケだけじゃないですよね、これは。日常生活でも相手が思い通りに動いてくれなくてイライラする場面って多いと思います。最近自分がイライラしたことを思い出してみてほしいんですが、そのイラ立ちが生じたのって自分がその人になんらかの「期待」をしていて、それが期待通りにならなかったからだと思うんです。

まずこれが大事。イライラは、期待したのに期待通りにならなかったときに生じます。

自分に都合の良いこと≠他人に都合の良いこと

他人に対して期待することのほとんどは「自分にとって都合の良いこと」です。ボールをもらいに来てほしい。パスを出してほしい。これはどちらも自分にとって都合の良いことですよね。

そして「自分にとって都合の良いことが、他人にとっても都合の良いことであるとは限らない」というのはわかると思います。

自分では「ボールをもらいに来てくれると都合が良い」と思っていても、他人は「ボールをキープしててくれると都合が良い」と思っているかもしれません。自分では「パスを出してくれると都合が良い」と思っていても、他人は「きれていなくなってくれると都合が良い」と思っているかもしれません。

「自分にとって都合の良いこと」と「他人にとって都合の良いこと」は、イコールで結べないことがほとんどです。それなのに、「自分にとって都合の良いこと」を別にそうしたいとは思っていない他人に対して期待する・・。ここがおかしいわけです。

みんな自分自身のために動く

さらに、自分が「自分にとって都合の良いこと」をしたいと思っているのと同じように、他人も「自分にとって都合の良いこと」をしたいと思っています。みんな誰かのために動くわけもなく、それぞれが「自分にとって都合がいいように」動くんです。なので、他人が自分にとって都合がいいことをしてくれることはあまりありません(もし身近に「あなたにとって都合の良いこと」をしてくれる他人がいるなら、その人のことは一生大切にしましょう)。それなのに、他人が「自分にとって都合の良いこと」をしてくれると期待する・・。これは間違いですよね。

以上のように考えると、イライラしている人は「自分に都合の良いことを勝手に他人に期待して、それが裏切られたと言って勝手に相手を悪者にして、勝手に怒っている」ということになります。文章にするとすごいですね。なんて理不尽なんだ!

イライラの原因は自分の中にある

イライラの原因は自分の中にある他人への「勝手な期待」です。だからイライラしないためには、他人に対して勝手に期待することをやめればいい。「他人に期待しない」なんていうとなんだかさみしく感じますが、全く期待しないとか諦めるとかそういうことではなく、あくまで「勝手な(理不尽な)期待」をやめるということです。例えば「○○して」とお願いしたんだったら○○してくれることを期待するのは普通です。でも「○○して」とお願いしてもないのに勝手に○○してくれることを期待して「なんで○○してくれないの!」ってキレるのは違うよねっていうことです。

LD家会議

全て自分しだい

「みんながもっとこうしてくれたらうまくいくのに」

そう思うことないですか?私もよく心の中でつぶやいています。しかし、上にも書いたように他人は自分の思い通りには動いてくれません。

「なんで○○してくれないんだ」
「なんでわかってくれないんだ」

もともと○○するわけないし、わかってくれるわけがないんです。他人は自分と同じようには考えてはいないんですから。

自分から働きかける

人と関わり合いながら何かを成し遂げようとするときは、他人にとやかく言うよりも「自分がどう行動すればベストな結果が得られるのか」を考えたほうがいいです。例えばパスを出してほしいなら、声を出して自分がノーマークであることを知らせるとか、事前にこういうプレーが狙えるよと話し合っておくといった行動が考えられます。ボールをもらいに来てほしいなら、ジェスチャーで指示を出すとか取りに来い!と呼ぶとかすればいい。「こういうプレーが良かったよね」と褒めれば、褒められた人はそのプレーを積極的にやろうとするかもしれないし、「こういうやり方もあるよ」と教えてあげれば、教わったことをやろうとしてくれる可能性があります。

勝手に期待して相手の行動を待つのではなく、自分から直接働きかけて行動を促す。こうすれば自分が望むような結果を得やすくなります。

フォーカスするのは自分の行動

働きかけ方を工夫すれば他人を自分が思っているとおりに動かすこともできるわけですから、結局のところ楽しむのもイライラするのもすべては自分しだいだということです。他人に対して未熟さ物足りなさを感じることもたくさんあるでしょう。でもそれでイライラしていたらキリがない。自分が気持ちよくバスケをするために必要なのはイライラすることではなく、自分ができることは何かないかを考えること。

  • どうやったら○○してくれるか
  • そのために自分はどう振る舞えばいいか

この2つを考えることに集中すれば、イライラすることもないし目標が達成できる確率も高くなるはずです。

タガのシュート

イライラっていうのは他人にとっても自分にとっても良くないものです。イライラしすぎると本当に命を縮めることになるし(ストレスは万病の元)、イライラを他人にぶつけるとイライラが返ってきます。イライラは伝染するので、周りの人もイライラしてしまいます。いいことなんて一つもないです。できるだけイライラしないように、また練習を積み重ねていきたいです。

このあたりの記事も関連している内容です。昔から同じようなこと繰り返し書いてるな~。

怒りながらバスケする人たち
怒りは受け止める方向で