じょーが言っていました。「シュートは集中力だ」と。私も同感です。リングに集中できているときは、リングが近く見えるような感覚になります。そういうときはシュートがよく入る。リングを遠く見ているときは、だいたいシュートの確率が悪いです。

良く見ればいいかと言ったらそうでもない

じゃあリングをよく見ておけばシュートが入るようになるのかと言ったら、たぶんそうじゃないです。よく見ようとしてよく見えているわけではなくて、自然とよく見えているというか。よく見ようとしてじっくり見ていても、あまり意味はないような気がします。

シュート練習

たぶん、体の状態が影響していると思います。思い返してみると、足元が安定しているとか、体幹がしっかりしているとか、肩がよく動く状態になっているとか、そういう「体がいい状態」のときは、リングがよく見えるような感じがして、リングに集中できていることが多いです。だからただ単にリングをよく見ようとするのではなくて、体の状態をいい状態に整えるということを意識したほうがいいのかもしれません。

集中できる体をつくる

体がよく動く状態なら、体の動作や感覚のことは考える必要がないので、リングを見ることに集中することができます。足元がフワフワしていると集中できないですからね。足がしっかり床を捉えていること。そのとらえの鋭さは、集中力を大きく左右するような気がします。

また、キレのある動きができるように体を調整しておくことも大切です。なぜなら、試合ではディフェンスがシュートの邪魔をしてくるから。ディフェンスのチェックが間に合う前にボールをはなつ必要があるので、ゆっくりなシュート動作でじっくりリングをねらうことはできません。しかしストップ、キャッチ、ボールコントロール(持ち上げる動作など)、リリース動作それぞれのキレがよければ、わずかではありますがリングに集中するための時間を捻出することができます。そのわずかな時間が作れるかどうか。それがシュートの成功率に影響を与えると感じています。

ちなみに「シュートは集中力だ」と言っているじょーは、体のキレがめちゃくちゃいいです。

決めて当たり前の感覚

「入るイメージ」が弱いとシュートが落ちます。じょーはきっと「シュートは入るもの(決めて当たり前)」というイメージを持っているでしょう。しかしトマはたぶん「シュートはノーマークでも入るかどうかわからない」という感じだと思います。当然、シュートに対してはじょーのようなイメージを持っておきたいです。

ただ、なんの根拠もなく「シュートは決めて当たり前」とは思えません。じょーがそのように考えることができるのは、過去の実績があるからです。全く実績のないトマがじょーと同じイメージを持つことは不可能。これから地道に実績をつくっていく必要があります。時間はかかりますが、少しずつ練習していくしか無い。長い目でみて頑張っていきましょう。