今回の練習日誌はガルシアが書いてくれました。いまだかつてない短さでビビっていますが、考えるキッカケになるフレーズもありますね。チーム全体が「ディフェンスもっと頑張ろう」的な空気の中、ガルシアは苦手のディフェンスをどう克服していくのか。みんなで生暖かく見守っていきましょう。

考え方を変えなきゃいけないところ

あー 疲れる日々だなー。最近、話題の一線二線てやってるけど、アレに慣れなきゃいけないとすごく思う今日この頃。ボクは練習中、ボール持ってる人にプレッシャーかけろって良く言われるんだな。でもかけない。抜かれるのヤダから。考え方を変えなきゃいけないのはココかな。

オレが抜かれても二線がいて、二線が抜かれたら三線がいる。こうゆうのチームディフェンスってゆうのかな?いい言葉だわ。でもやっぱ抜かれたくないからプレッシャーかけつつ抜かれないようにがんばろ。あー、文章まとまらねぇー。あー、自分のことしか書いてねぇー。あー、そろっと引退かなー。あー、ZOOM SOLDIER買おうかなー。あー、ガルシア活躍しないかなー。あー。

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抜かれるのがヤダ

抜かれるのがヤダからプレッシャーをかけにいけない。距離を取ってしまう。その気持は私もよくわかります。私の場合は自分よりも動きが早い人を守ることも多くて、どうしても距離を開けてしまいがち。でもオフェンスからしたら、そういうディフェンスは楽なんですよね。

オフェンスにとって嫌なディフェンスっていうのは、やっぱり近づいてプレッシャーをかけてくるディフェンスです。それも足がよく動いていて、フェイクにもあまり反応しない。ジャブステップにも鋭く反応してくるディフェンスだったりすると、ドライブしてもたぶん抜けないので、攻める気も無くなってしまいます。

そういうディフェンスができれば最高だし、そこを目指して練習していかなければいけないですが、しかし今のガルシアの技術ではなかなか難しいでしょう。そこで、現状でよりプレッシャーをかけるために意識するポイントを一つ。それは、結構極端に角度をつけて守るっていうことです。

抜かせる方向を限定する

ディフェンスはオフェンスに正対するのが基本ですが、その守り方だとオフェンスは左右どちらでも攻めることができてしまいます。そこで、例えば右利きで軸足が左足の選手を守るときに、右足側に極端に寄って守ってみるわけです。まず軸足は先に床から離すことができないので、軸足方向にドライブするときは先にドリブルをつかなければいけません。ドリブルをついたら距離を取って正対します。

もちろんオフェンスはフリーフットを動かしてディフェンスを揺さぶってきますから、その足の動きからできるだけ遅れないように適切な位置に体をスライドさせます。フリーフットが自分の体よりも横に出てしまうと簡単に抜かれるので、フリーフットの前を自分の体で塞ぐようなイメージをもつといいと思います。

こういう守り方をすると、軸足方向には進行方向にスペースを開けることになりますが、あえて開けることで他のディフェンスがヘルプを意識しやすくもなります。こちらに抜かせるよと、予め自分のポジショニングで教えるわけです。自分はその反対側にだけ意識を集中して守ります。

というディフェンスをオフェンスと駆け引きしながらできると、自分の運動量の少なさをごまかしつつ、相手に迷いを与えることができます。賢いガルシアのことですから、駆け引きでは戦えるかもしれません。ぜひ試してもらいたい!